
D-MER(ディーマー)、不快性射乳反射、知ってますか?
授乳は親子の絆を感じる幸せな瞬間とイメージしてた、気持ちが落ち込んだり、不快感や吐き気などの身体症状を感じたりすることがありませんか?
これは、英語で「Dysphonic milk ejection reflex」、通称「D-MER(ディーマー)」、日本語では「不快性射乳反射」と言われている生理現象でママであれば誰にでも起こり得ると言われています。
<D-MERの症状例>
- 不安感
- イライラ
- 焦り
- 不快感
- 吐き気
- 睡魔
- 喉の乾き
詳しいメカニズムはわかっていませんが、その原因は以下のとおり「プラクチン」と呼ばれるホルモンと言われています。
①母乳をあげる時に、ホルモンの一種である「プラクチン」が上昇。
②「プラクチン」が上昇すると、脳内伝達物質の「ドーパミン」が下がる。
③「ドーパミン」は「快」の感情に関係しているため、それが下がることで、不快を感じる。
生理現象のため根幹的な治療はありませんが、テレビを観たて気分を紛らわせたり、母乳育児にこだわり過ぎることなく、たまにはミルクに切り替えたりと気長に付き合って必要があります。
もし、症状が長引く、不快感がしんどいという場合には、助産師さんや産婦人科医さんにご相談してみてください。